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2009年3月22日 (日)

1945年8月6日8時15分の信憑性

 再び、数字にまつわること。
 昨日の記事にまとめて書いても良かったですが。

 今日のテーマは、
 「ヒロシマの原爆は本当に8時15分に落ちたのか」です。

 8時15分という定説に、実は明確な根拠がないのです。

 投下時刻を証明するのは、原爆資料館の懐中時計。資料館の時計は「8時15分」から40秒くらい過ぎて止まっています。

 空中での炸裂後、すぐに爆風で時計が止まったのか、その後の火災による熱で溶けて止まったのか、謎です。

 米軍は原爆を何処に落とすかが目的であり、何時に落とすかは考えていなかったのです。

 いろいろな証言があり、

「本当は8時6分に落ちた」

「いや、8時20分だった」

 などがあります。

 原爆のエネルギーの元は、爆風の衝撃波・熱線・放射線の3つで出来ていて、ゼンマイ式の懐中時計なら、時計が止まる原因は、熱か爆風です。火災によって時間をかけて熱せられて時計が止まるとすると、投下時にすぐに時計が止まるとは限りません。そのため、9:30で止まっていた時計もあるようです。

 なお、井伏鱒二(いぶせますじ)の小説「黒い雨」によると、「昭和20年8月6日午前8時14分30秒、一瞬の閃光とともにヒロシマが消えた」とあります。

 また、GHQの発表によると、8時15分17秒に投下し、43秒後の8時16分00秒に地上580mの上空で炸裂した、とあります。

 現在のように「117」の時報のサービスがあったかどうかは解りませんが、なかったとしたら畢竟するに、各個人の手元の時刻と被爆者の証言に頼るしかありません。だから、様々な説が広がったのでしょう。原爆投下時間が人それぞれに、いくつでもあったのです。

 ちなみに、私の亡き祖父によると、長崎の原爆投下時に、天草諸島南部の鹿児島の阿久根海岸からキノコ雲が見えたそうでです。

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